学校紹介

 〇「サポート校いと」学校長挨拶

 サポート校いとでは、子どもたちの個性を重要と考えます。生活にしても勉強にしても、人それぞれで異なっています。勉強の仕方をとっても自分で調べたりしながら勉強できる人もいれば、教科書のどこに書いてあるのかを探すのも難しい人もいます。文字が上手に書けない人もいます。それは個性でありその人の持てる能力なのです。しかし、高校生の時代は少しずつでもベストな対応をまわりがすれば、書くのも上手になりますし、問題も調べられるようになります。このように、その人に必要なベストな対応を見つけて実施するのがいとの授業です。

 また、高校生の時代の人間関係はその人の人生にとって、非常に重要な意味をもちます。そこで、「いと」という場所で様々な人間関係を構築し、充実した高校生時代を終えて卒業してゆきましょう。そのために、様々な行事や企画も実施します。  

 

 〇高野山高等学校 広域通信単位課程(マイウエイコース)

***実現できる夢(募集冊子より)***

・心の栄養

・高卒資格

・仕事をしながら

・自分を見つめる時間

・志望大学


  〇「サポート校いと」について

広域通単位制高校は、文科省の定めるところの高等学校であり、高等学校の学籍をもつ教育の場です。しかし、登校の日数が全日制と極端に異なり、学校の先生と生徒とのかかわりの時間も極端に少ないのも事実です。そこで、この関係性を強く太くして、高野山高校の教育理念に基づいた教育を実施するには、サポート校の教育の中にも、全体としてそれに則した教育システムを構築する必要があります。

塾では、生徒の学籍に関しては、在籍校が別にあり、そこではその学校の教育理念に基づいた教育がなされています。そこで、塾の教育プログラムは狭い意味の学力に限定さていた授業プログラムが展開されるのみになっているのが現状です。

この違いを考えると、サポート校としては、高野山高校本校の教育理念を基本において、サポート校で可能な教育システムの構築をしてゆくことになります。


 〇サポート校いとで実践できる項目

・心の栄養

・仕事をしながら

・自分を見つめる

・志望大学


 〇特色

  ・勉強だけではありません。

   ・友達作りができる。

   ・様々な社会に目を向ける。

   ・自分で調べる練習ができる。

   ・高野山高校のスクーリングで高等学校卒業ができる。


■いとでの授業紹介

 〇授業設定の基本

 『 心の栄養 』

「みんなちがってみんないい」という考えに基づき、個性を大切にすると同時に、それぞれの特性に応じて、様々なプログラムを展開します。学習においても、特性をもつ生徒が多いので、「レポートが書けない」「問題が解けない」「教科書のどこにあるのかわからない」「解説の意味が理解できない」などの子どもたちが持つ課題に対して、発達教育の立場で課題を分析し、個々の生徒に応じた対応を考え、それをその生徒の独自のプログラムとします。

教科のレポート作成以外に、心の栄養(人格をバランスよく育てる)授業を設定しています。地域性、施設、スタッフの特徴などを考え、高野山の仏教教育に基づく教材を取り入れて、独自のプログラムにおいて、幅の広い人格成長を促します。


『 仕事をしながら 』

入学可能な生徒は、

・中学卒業予定の生徒

・中学校を卒業して高校に入学しなかった生徒

・他高校を退学しる生徒(転入生)

・他高校をすでに退学した生徒(編入生)

これらの中で、特に編入生は、アルバイト等の仕事を持っている可能性が高いでしょう。また、不登校の生徒の中で、起立性調節障がいや昼夜逆転、対人恐怖などで、外出の時間に制限がある生徒がみられます。そこで、サポート校の授業時間帯設定は柔軟にして、個々の生徒の状況に合わせます。


 『 自分を見つめる 』

人間は一生自分と付き合わなければならなりません。高校生時代を過ぎても常に、自分を顧みながら、新たな気づきをもとに新しい自分へと成長するものです。またこの時期はパーソナリティがほぼできあがり、アイデンティティが確立してくる時期でもあります。そこに同時に進路の選択が重なってくるのです。進路を決めてゆくことと、自分を知るということは、思春期には密接な以下のような関係があります。

最終的な進路を自分で開拓してゆくプロセスとしては、次のような3段階のステップを踏む必要があります。

①自分を知る。

自分の特性を客観的に知ることです。時間をかけて自分をみなおし、自分とはどのような人間なのか、どのようなところが素晴らしいのか、どのようなところが、発達していないのかということを疑問に思いながら、振り返りをします。性格検査や心理テスト、グループワークなどの心理学的な手法を用いることもありますが、それを通じて、自分を見つめ、自分を知ることを始めましょう。

②周りを知る。

自分の周りの環境(人的環境、物理的環境、経済的環境、社会環境)をよく知ることです。日々起こっていることや、他の地域、過去のできごと等に触れて、経験を豊富にするようなプログラムを作ります。行事などをプログラムに入れ、社会に対する経験や知識を身に着けていくことを行います。その手法としては、適切な行事を配置して、学力面だけではないところも現れるようにします。

③社会の中で、自分に求められていることを探します。

最終の進路の選び方です。社会は自分に何を求めているのかを考える機会です。自分の使命が定まれば、それに向けて努力をする。これが正しい進路の選び方なのです。

〇志望大学

志望大学は、前述の進路選択のプログラムの延長にあります。社会の中で自分に果たせる役割に気づくと、それに向けた具体的なルートを模索します。その中の一つのルートとして大学があるのです。もちろん、大学という選択肢が出てこない職業やルートがあって当然です。それぞれの使命に向けて努力することには変わりないのです。


 ■体験入学・説明会

 〇体験入学と説明会

   毎週木曜日 午後に実施 

(行事等の都合がありますので、事前にご連絡ください。)


■入学案内

〇入学までの流れ
           内容               場所
①個別学校説明  パンフレット等を用いて説明   いと(サポート校)
    ⇓
②出願書類を整える 願書等の書類をそろえる       自宅&いと
    ⇓
 ③入学試験     面談と筆記試験の入学試験を受ける  高野山高校
    ⇓
 ④合格者と保護者の  高等学校入学のオリテ       高野山高校
  オリエンテーション
    ⇓
 ⑤入学書類を提出   書類提出             高野山高校

 〇募集要項
  ◇募集区分
   ・新入学生  中学校を卒業し、高等学校に進学しない人
   ・転入学生  高等学校に在学し、高野山高校へ転校を希望する人
   ・編入学生  高等学校を中途退学し、現在高等学校に在学しない人
   ・その他   本校において入学資格があると認めた人
  ◇募集地域
  ※全国から入学可能ですが、サポート校いとでは通学可能が条件となります。
※詳しくは、フリースクールいとまでお気軽にお問い合わせ下さい。